馬場状態4種類について徹底解説!不良馬場に強い脚質や血統は?

出走表を見るときに馬場状態は気にしてますか?

馬場状態によってレースにどのような影響があるのか知っていますか?

すでに知っている人はこの記事を見なくてもいいです。

もし知らない人には、馬場状態についてこれから説明していきます。

地方競馬おすすめ予想サイト
neosバナー

地方競馬の「鉄板情報」を毎日見れる!
今ならライン登録で無料予想をもらえる

地方競馬おすすめ予想サイト

馬場状態の種類は4つ!

芝の馬場

馬場状態の種類について解説していきます。

良馬場(りょうばば)

良馬場(りょうばば)は、開催レースの中でもっとも多い馬場状態です。

良馬場の定義としては、水分含有率が17%以下の乾いた馬場となっています。

馬本来のスピードを発揮するのに適した馬場状態です。

ただ、本来のスピードが出せる=故障する確率が高まるため、途中で失速するなどのショッキングな出来事が起こる可能性も高まります。

もっとも多い馬場状態が良馬場で、全レースの約7割を占めます。

パンパン馬場
天気が良くて良馬場&開幕週の馬場をパンパン馬場と呼ぶ

稍重(ややおも)

稍重(ややおも)は、良馬場よりも少し水分を含んでいる馬場状態です。

稍重の定義としては、水分含有率が17~22%となっています。

重馬場と比べると、やや乾いた馬場です。

ダートだと走りやすいですが、芝だと若干の水分が付着して走りにくくなります。

良馬場の次に多い馬場状態で、全レースの約2割が稍重です。

重馬場(おもばば)

重馬場(おもばば)は、水分が多くかなり重い馬場状態です。

重馬場の定義としては、水分含有率が20~23%となっています。

不良馬場に比べれば走りやすいですが、スピードや瞬発力勝負の馬には酷な馬場状態です。

現在の芝コースは排水性が良好なため、かなりの水分を含まないと重馬場にはなりません。

重馬場での開催は稍重よりも少ないです。

不良馬場(ふりょうばば)

不良馬場(ふりょうばば)は、水分含有率が22%以上で最も重い馬場状態です。

ダートコースでは水たまりができるため、目視で馬場の悪さが分かります。

芝コースでは走破タイムが遅くなり、ダートコースでは速くなりやすい傾向があります。

しかし、年間を通して不良馬場でのレース回数は圧倒的に少ないです。

ちなみに芝コースでは、開催期間が進むごとに芝の状態が悪くなって荒れていくことを荒れ馬場といいます。

馬場状態が変わると何が変わる?

馬場状態が変わると何が変わるのか?について解説していきます。

馬場状態による走破時計

馬場状態による走破時計はダートと芝では全く異なります。

馬場状態が悪くなると走破時計が遅くなる
ダート
馬場状態が悪くなっても走破時計が速くなることが多い
(水たまりが多い明らかな不良馬場を除く。)

馬場状態による脚質の有利不利

馬場状態による脚質の有利不利は、良馬場と不良馬場とでは同じ逃げ先行が有利です。

競馬では、基本的にどの馬場状態でも逃げ先行が有利です。

良馬場にもいえることですが、逃げ先行が有利であるということは共通です。

ただし、勝率が若干上下してきますので後述にて説明します。

馬場状態による1番人気の勝率

馬場状態による1番人気の勝率には若干の差がみられます。

芝だと不良馬場の勝率が低いです。

芝馬場状態別1番人気勝率
(JRAと盛岡競馬含む)
芝1番人気馬場状態別データ

ダートだと重馬場の勝率が高いです。

ダート馬場状態別1番人気勝率
(JRAと地方競馬含む)ダート1番人気馬場状態別データ

馬場状態による枠順の有利不利

馬場状態による枠順の有利不利は一番影響力があります。

ただし、競馬場・コース・レース回数によって影響差が異なります

たとえば、内側に傾斜があるコースや内側の砂が深めのコースの場合、内側に水がたまりやすいです。

これがもし内枠有利なコースであった場合、逆に内枠が不利となるため外枠の不人気馬が激走する場合もあります。

また、同じ不良馬場でもレース回数をこなすにつれて状況が悪化します

1・2レース目のような序盤ではそれほど馬場は悪化してませんが、11・12レースのような終盤だと馬場が悪化して水たまりがたくさんできます。

チェック地方競馬場コース攻略!各コースの特徴をわかりやすく徹底解説!

不良馬場で有利な脚質は逃げ先行?

馬の脚

不良馬場で有利な脚質は、芝とダートともに逃げ先行です。

芝不良馬場で有利な脚質は逃げ先行

芝の場合、馬場が悪くなればなるほどスピードや瞬発力が活かせなくなります。

そのため、差し追込脚質が不利になるというのが基本的な考え方です。

逃げ先行脚質が有利になりがちです。

芝良馬場不良馬場脚質別勝率データ

ダート不良馬場で有利な脚質は逃げ先行

ダートの場合、馬場が悪くなればなるほど脚抜きが良くなって走りやすくなります。

その結果、逃げ先行脚質の馬が好成績を上げやすいです。

良馬場と不良馬場の脚質別勝率を比較

そのうえ走破時計も速くなります。

逆に差し追込脚質の馬は、前を走っている馬が跳ね上げる泥がかかる確率が高まり、戦意喪失してしまうこともあります。

不良馬場に強い血統は?

競馬の下からの画像

芝不良馬場で強い血統は?

芝不良馬場のデータが少なく、これといった強い血統はありません。

芝不良馬場の父別データ

ただし、ディープインパクト産駒は比較的安定しているといえます。

また、最近よく出てくるキズナ産駒も不良馬場での活躍が期待できそうです。

地方競馬おすすめ予想サイト
neosバナー

地方競馬の「鉄板情報」を毎日見れる!
今ならライン登録で無料予想をもらえる

地方競馬おすすめ予想サイト

ダート不良馬場で強い血統は?

ダートの不良馬場にもっとも強い血統はオルフェーヴル産駒です。

チェックオルフェーヴル産駒の特徴は?相性の良い母父血統など徹底分析!

不良馬場ダート父別データ

次いで、シニスターミニスター産駒ヘニーヒューズ産駒などが勝率高めです。

不良馬場は少ないので、さほど気にしないこと!

馬券を買う際、馬場状態や脚質はとても重要になるデータです。

ただし、芝コースの場合は不良馬場の日は極端に少ないです。

基本的には、良馬場や稍重馬場のデータのほうが参考になるはずです。

また、ダートでは重馬場が安定して人気馬が勝ちやすく、脚質はどの馬場でも逃げ先行が有利です。

ダートの不良馬場ではオルフェーヴル産駒を狙ってみてください。